素材選びで起こる
格段の変化があります
例えば、こんな話があります。金属製のワークを引き込むラインで、表面はクロム皮、抗張体の部分はポリアミドシートのコンベヤベルトを使用していたお客様がいました。抱えていらっしゃったお悩みは、ワークの形状の関係もあり、負荷のかかるポリアミドシートの抗張体が表面よりも先に破断してしまうこと。そして、抗張体が割れると、表面の皮も破れてしまう。ベルトの寿命を伸ばす方法はないかというご相談でした。
その際、当社がご提案したのは、抗張体の樹脂製帆布への変更。
抗張体の破断が表面に影響を及ぼすのであれば、ポリアミドシートよりも硬く、それでいて同等の張力を確保できる素材にしようというアイデアです。この目論見が大当たり。ポリアミドシートの難点である温度変化への弱さも克服され、ベルトの耐久性は著しく向上しました。
お客様それぞれの製品、用途、環境によって、最適な素材は異なります。適切な選択がメリットを生む。ポバール興業には、その選択ができる目があります。さらに、どんな素材の組み合わせにも対応できる柔軟な技術力もある。
既製品では決して叶わない、オリジナルの素材選びによって、今まで考えもしなかった改善を実現します。
“組み合わせられる”からこそ“選べる”
あらゆる素材の可能性を視野に入れられるのは、異なる素材同士も組み合わせられるノウハウがあってこそ。
接着技術や加工技術の幅広さにも誇りを持つ当社だからできる選択です。
スタンダードなものから
特殊な機能性の素材まで取り揃えています
当社がオススメさせていただく汎用性の高い素材もありますが、社内には多種多彩な素材を取り揃えております。帆布、ウレタン、ゴム、皮、不織布、金属などの一般的なものはもちろん、「剥離性が高い」「グリップ力がある」といった機能性素材の取り扱いも可能です。
常に新しい素材の情報にはアンテナをはっています。特殊な素材であっても、調達できるものであればその都度入手してご対応いたします。
お客様の用途に合う資材をご提案
当社には、業界を問わず多様なオーダーにお応えしてきた実績があります。
例えば、食品の製造ラインであれば、衛生管理上の基準を満たした素材を。
金属加工のラインであれば、300°C近い高温にも耐えられる素材を。
コンベヤベルトのプロとしての経験と知見が社内に蓄積されています。
まずはお客様がベルトに求める要件をご案内ください。ピタリと合う素材をご提案させていただきます。